ごあいさつ
認定こども園
前原中央保育園
園長 徳永 純二
< 本園の教育方針 >
昔は、日常的に「子どもだけの世界」があり、身近に森や川や畑や田んぼが広がり、自由に伸び伸びと過ごすことができていました。
そこで、子どもたちは、自分で見て、聞いて、感じて、実体験から多くのことを学んできました。
“環境問題”を世界で初めて指摘したことで知られる、アメリカのレイチェル・カーソンが晩年に書いた『センス・オブ・ワンダー』の中で、
「私は、子どもにとっても、どのようにして子どもを教育すべきか頭を悩ませている親にとっても、『知る』ことは『感じる』ことの半分も重要でないと固く信じています。(略)消化する能力がまだ備わっていない子どもに、事実をうのみにさせることよりも、むしろ子どもたちが知りたがるような道を切り開いてやることのほうがどんなに大切か分かりません。」
自然体験の中で、大人があれこれ教えたり、知識や技術を身につけさせようとするよりも、子どもたちが自ら「不思議だな」「きれいだな」「面白いな」と思う感性を育むことが大切だと言えます。その感性があれば、感じたものについてもっと知りたいと思うようになり、それをきっかけで学んだ知識はしっかり身につくと考えます。
現代は、子どもたちが自由に遊べる自然も友だちも少なくなってしまいました。
しかし、本園には、広い園庭があり、たくさんの友だちもいます。
一定の安全が確保されたこの空間の中で、できる限り子どもたちの自由な活動を保障することが大切だと考えます。
子どもの主体性を大切にし、子どもがしていることにあまり口や手を出さずに見守ることが大切だと考えます。
ですから、少し危ないことに挑戦したり、小さな怪我をすることも、子どもの成長に必要だと考えています。
今後は、園の緑地化を進め、四季を感じ、土や虫や植物(野菜や花など)に触れる活動を日常的に行え、園全体を森に変えていき、ESD(持続可能な開発のための教育)の第一歩となる、自然に触れる体験を多く取り入れます。
< おむつについて >
本園では、現在「布おむつ」を使用しています。
「布おむつ」は、
① ごみ(紙おむつは、年間一人50kg程度のごみ)が少ない。
② おむつ離れが早い
③ 子どもが感じる不快感で意志表示を高める
④ 親も体調の変化に気づきやすい
等の利点があります。ただ、ご家庭で洗って、干すという作業が必要となり、時間的に・環境的(干す場所等)難しい方もあると思われます。
従って、令和7年度(令和7年4月)より「布おむつ」か「紙おむつ」を保護者の方に選んでいただきます。
なお、「紙おむつ」を選択された場合は、処理は、保育園で行います。
詳しくは、「入園説明会」(令和7年3月第一土曜日予定)で説明します。
さて、お子さまが巣立っていかれる20年後は、どのような社会になっているのでしょうか。現在よりもAI化が進み、ほとんどのことは、ロボットやAIがやってくれる社会になっているのでしょうか。
そんな時代を生きるお子さまに必要な力とは、どんな力でしょうか。
『考える力』『創造力』『生きる力』等々。
それらの力の基礎となるものは何でしょうか。
それは、『感性』です。
その『感性』を育てるために、必要なものは、周りにいる人のぬくもりであり、自然そのものです。
特に、乳幼児期の子どもにとって「自分は愛されている」と感じることが根底にあると思います。
そのためには、まず、子どもたちの周りにいる私たち大人が、『ゆとりを持って子どもたちと接する時間を持つ』ことが重要だと考えます。
私たちは、「子どものため」「子どもの将来のことを考えて」と思って、働いています。
しかし、子どもたちは、「もっと、私の話を聞いてほしい」「もっと、一緒に遊んでほしい」と願っているのではないでしょうか。
遠い将来のためよりも(将来のためにも)乳幼児期は、周りの大人がゆとりを持って、子どもたちと過ごす時間と空間を多く持つことが大切だと考えます。
本園では、乳幼児期は、できる限り多くの時間を子どもたちと共に過ごすことが大切だと考えます。
本園の考え方に賛同していただき、子どもたちと同じ時間と空間を出来る限り多く持ちながらも、ほどよい距離を保つことが大切だと考えられる皆様方のご入園をお待ちしています。
(保育時間について)
① 延長保育時間(月曜日から金曜日)は、午後6時30分までとします。それ以降は行っておりません。
② 土曜日は、毎月1日お休みとします。年間の土曜休園日は別途確認下さい。
(次年度の休園日一覧は11月に掲載をしています)
本園では、子どもたちの“主体性”を
伸ばすためにモンテッソーリ教育を行っています。
モンテッソーリ教育に取り組むことで
①
基本的な生活習慣が身につきます。
②
目標に向かって取り組む力がつきます。
③
自ら学び、自ら考えて行動する力がつきます。
本園では、子どもたちの”非認知能力“を高めることが大切だと考えます。
“非認知能力”とは、
〇 最後までやり抜こうとするとする力
〇 周りの人と上手にコミュニケーションする力
〇 自分の感情・行動を上手にコントロールする力
等「こころの部分」と言えます。
ESD(Education
for Sustainable Development)とは、「持続可能な開発のための教育」という意味です。
国連が掲げる「SDGs(持続可能な開発目標)」は、将来にわたって世界中の人々が豊かに暮らしていくために、達成すべき17の目標からなります。「ESD教育(持続可能な開発のための教育)」は、SDGsが目指す「持続可能な社会」の担い手を育てようとする教育のことを言います。
将来の社会をつくっていくことになる子どもたちにも、現代社会の様々な課題と持続可能性の考え方を、今から教えていこうという取り組みの一つがESD教育です。
世界には、地球温暖化、資源の枯渇、貧富の差、ジェンダーなど、私たちが安心して暮らしていくために解決しなければならない様々な課題があります。文部科学省が、子どもたちに教えるべき課題として掲げている項目には、「環境」「国際理解」「世界遺産や地域の文化財」「気候変動」「生物の多様性」「防災」「エネルギー」等があります。
本園では、広い園庭での外遊びや農園で季節の野菜の栽培活動を行っています。
今後、様々な木や花を植え、四季を感じることのできる園庭につくりかえ、虫を探したり、土に触れたり、自然を感じる活動をたくさんとりいれます。
本園では、広い園庭をいかし、3歳以上児さんは、子どもたち
だけで遊ぶことを大切にし、自由に走り回ることのできるように
見守ることを大切にします。
そのため、小さなケガや子ども同士のぶつかり合いも必要だと考えます。様々な経験が幼少期から必要だと考えます。
年 | 内容 |
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昭和48年4月 | 保育園設立(定員90名) |
昭和55年4月 | 定員125名に増員 |
平成8年4月 | 現在地に移転 定員150名 |
平成15年4月 | 定員180名に増員 |
平成21年11月 | 新園舎増築 |
平成22年3月 | 旧園舎改修 |
平成22年10月 | 第2運動場及び駐車場増設 |
平成23年4月 | 定員200名に増員 |
平成25年4月 | 定員220名に増員 |
平成26年3月 | 第2園舎増築 |
平成26年5月 | 定員250名に増員 |
平成28年3月 | 農園の増設 |
平成28年4月 | 保育所型認定こども園へ移行 1号定員15名、2・3号定員250名 計265名 |
平成28年10月 | 南風台に駐車場を新設 |
令和3年4月 | 南風台に駐車場に小規模保育園『風の子保育園』開設 |
開設年月日 | 昭和48年4月1日 |
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土地面積 | 8980.49㎡ |
建物面積 | 1,942.24㎡ |
名称 | 認定こども園 前原中央保育園 |
経営主体 | 社会福祉法人隆栄会 |
代表者名(理事長) | 徳永 純二 |
施設長名(園長) | 徳永 純二 |
所在地 | 〒819-1129 福岡県糸島市篠原西1丁目13番1号 |
ホームページ | 有(「前原中央保育園」で検索) |
電話番号 | 092-322-3571 |
FAX番号 | 092-322-4397 |
職員状況 | 園長1名、副園長1名、主任保育士1名、副主任保育士1名、保育士31名、調理員5名(内栄養士3名)看護師1名、保育補助3名、事務員1名 計45名 その他、産休育休中の職員3名 ※令和5年5月1日現在 |
専門講師 | モンテッソーリ指導:1名 ICT教室:2名 英語教室:2名 絵画教室:2名 |
入所定員 | 2・3号認定(保育園部):250名 1号認定(幼稚園部):15名 |
受入年齢 | 2・3号認定(保育園部):生後3ヶ月 ~ 小学校就学前 1号認定(幼稚園部):3歳児 ~ 小学校就学前 |
JR九州・筑肥線 /筑前前原駅(ちくぜんまえばるえき)南口より 徒歩11分
住所:福岡県糸島市篠原西一丁目13番1号
TEL:092-322-3571 FAX:092-322-4397